人はなかなか自分を壊せない。
別の世界へと
足を踏み入れられないものですね。
スクリーンの向こうの世界に行きたい！
と思いながらも、
ソファに座ったまま、そこにとどまり
日常の延長に安住しちゃったりして。
それはそれで、しあわせ、
なのかもしれないって
言い聞かせたりして。
悩みや苦難がやってきた時
はじめて
外側の世界が壊れていく感覚に襲われて
はじめて
追い詰められて
はじめて
そこを飛び出すことに集中し、
譲れない大切な何かを確かめながら
新しい扉を開いていったりする。
そんな経験はない？
そんな時、あなたが譲れなかったものは何？
あなたに希望をもたらしてくれたものは何？
あ、
それでも飛び出さない場合は、
何度も何度も、それらが
襲ってくるってことがあるかもしれない。
それらは、一見、悪魔の顔をしながら、
後々考えた時に、
悪役を買って突き飛ばしてくれた天使だって
気づくことになるもしれない。
なぜって、チャレンジとギフトは表裏一体
闇が深ければ深いほど
光も深く、濃く放てる
そんな可能性があるから。
新しい世界への扉を開いてくれるのは、
ワクワクした招待状のこともあれば
思い通りにいかない重い岩や
追いかけてくる雷雲のこともあって、
それらは、すべて、
人生を面白く味わい尽くすためのもの。
たとえ
あなたが、私が、
ひとりコケても泣いたとしても
世界は相変わらず回っていくんだし、
大袈裟に受け止め過ぎずに、
そんなこともあるわねって
笑い飛ばして、また歩けばいい。
新たな扉を目の前に、
本当に必要なものだけが
分かったのなら儲けもの。
見つけたギフトに感謝する時間を
増やせば増やすほどに
光の分量も増えていく。
それは、キレイごとではなくて、
生きていく上でのキレイの作法。
そう、思うのです。